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講演会で目の健康寿命を保つ方法と大切さをお話しさせていただきました

[2023.02.19]

2023年2月9日(木曜)に、第20回健康文化講演会(北丹医師会主催)にて講演の機会をいただきました。

アイフレイル、という用語をご存知でしょうか。加齢に伴って見え方が低下した状態(目の機能低下)を示す言葉で、2021年に日本眼科啓発会議から提唱されました。まだ新しい概念になります。

このアイフレイルという状態を放置してしまうと、さらに見え方が悪化して、ゆくゆくは日常生活に影響が出てしまったり、場合によっては生活を送るのに誰かの手助けが必要となる要介護状態になってしまうことも心配されます。

見え方の機能回復をはかることで健康寿命をのばそう!というのが今回の講演のテーマでした。

具体的には、適切なメガネを作成したり、白内障による見え方の悪化があれば手術加療を行ったり、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性であれば生活習慣の改善・必要なら治療の介入をしたり、緑内障であれば眼圧を下げる治療による視機能低下の抑制や眼科検診による早期発見が重要だということをお話しさせていただきました。

目も体も、いつまでも健康でいたいものですね。

講演会にご参加いただきました皆様、熱心にお話しを聞いてくださりありがとうございました。

講演会後も会場にて多数のご質問をいただくことができました。少しでも日々の生活での疑問や心配事の解決になりましたら幸いです。

 

最後に、日本眼科啓発会議「アイフレイル公式啓発サイト」よりアイフレイルチェックリストが掲載されておりますので、項目だけ列記させていただきます。セルフチェックできるツールもありますので、ホームページをぜひ一度ご覧ください。

●アイフレイルチェックリスト (10項目)

1. 目が疲れやすくなった

2. 夕方になると見えにくくなることがある

3. 新聞や本を長時間見ることが少なくなった

4. 食事の時にテーブルを汚すことがある

5. 眼鏡をかけてもよく見えないと感じる

6. まぶしく感じやすい

7. まばたきしないとはっきり見えないことがある

8. まっすぐの線が波打って見えることがある

9. 段差や階段が危ないと感じたことがある

10. 信号や道路標識を見落としたことがある

 

上記項目に2つ以上該当された方は、アイフレイルかもしれませんので、一度、眼科専門医にご相談ください。(アイフレイル公式啓発サイト ホームページより)

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